愛犬愛猫の皮膚病治療、
もっとやさしく、もっと続けやすく。

Symptomsこのような症状ありませんか?

  • 痒がる
  • 毛が抜ける
  • 指を舐める
  • 耳を痒がる/頭を振る
  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚に出来物ができている

Features当院の皮膚科の特徴

1

動物の体に負担の少ない治療の提案

ペットの皮膚病は長く付き合っていくものが多いため、ステロイド剤や抗生剤を長期にわたり繰り返し投与することはペットにとって負担となります。当院では薬のみに頼らず、サプリメントや漢方、スキンケアなど負担の少ない治療を併用していくことにより、薬を減量できるような治療方針をご提案します。

2

飼い主様の負担を軽減する治療の提案

長く付き合っていく皮膚病だからこそ飼い主様にとって無理のない治療法を継続していくことも重要となります。薬の費用と副作用の説明、フードの変更が可能か、自宅でしっかりとシャンプーができるかなど飼い主様と相談したうえで治療を進めていきます。

3

薬浴の提案

シャンプーは正しい量、時間、使い方をしなければ十分な治療効果が出ません。実際にやろうとすると意外と消耗品も多く、時間や手間がかかります。当院では獣医師による皮膚の診察をした後、十分なスキンケアの知識をもつスタッフがペットを洗浄する薬浴治療を行っております。

Tool当院の皮膚科診療器具

耳の内視鏡オトスコープ

オトスコープとは耳の中の様子を確認し、拡大してPC画面に映すことが出来る機器です。
従来は獣医師しか見られなかった耳のなかの様子を飼い主様と一緒にご確認いただくことが出来ます。従来の手持ち耳鏡よりも視野が格段に広くなり、耳の洗浄においても洗浄後の洗い残しがないかをしっかりと確認できるため治療効果が高くなります。

Dog Skin Disease犬の皮膚病について

膿皮症

膿皮症は皮膚に常在するブドウ球菌が感染を起こし、皮膚に赤みや痒みが見られる病気です。ニキビのような黄色いポツポツとした丘疹やカサカサしたかさぶたのようなものが付着するのが特徴です。
消毒薬による清拭や薬用のシャンプーなどで治療します。
慢性経過の場合は薬浴による治療をお勧めします。

こんな症状がある愛犬は、
膿皮症の可能性があります

  • 皮膚の赤み
  • 皮膚の痒み
  • カサカサ
  • ポツポツしたできもの

アトピー性皮膚炎

原因不明のアレルギー性皮膚炎をアトピーと呼びます。
はじめは耳や足先から始まり、次第に顔周り、耳、指の間、脇、内股、肛門周囲など全身に痒みが見られます。
皮膚が赤くなり、フケが増えます。ステロイド剤、免疫抑制剤、分子標的薬などで治療します。
皮膚のバリア機能をよくするために適切なフードやスキンケアなども重要です。

こんな症状がある愛犬は、
アトピー性皮膚炎の可能性があります

  • 皮膚の痒み
  • 皮膚の赤み
  • 脱毛
  • フケ

マラセチア性皮膚炎

マラセチアという真菌の感染により、皮膚の赤みや痒みがみられる病気です。
マラセチアは皮膚の脂をエサにして増殖する為、中年齢以降の皮膚のべたつく犬に起こりやすい病気です。
アトピー性皮膚炎と併発することもよくあります。
薬用のシャンプーや抗真菌薬の外用薬により治療します。

こんな症状がある愛犬は、
マラセチア性皮膚炎の可能性があります

  • 皮膚のべたつき
  • 皮膚の赤み
  • 痒み

Cat Skin Disease猫の皮膚病について

アトピー性皮膚炎

何らかのアレルゲンの暴露により痒みが出ます。
痒みは首周りに出ることが多く、ひっかくことにより傷ができます。
アレルゲンが特定できれば、それを排除します。
アレルゲンが特定できない場合、ステロイド剤や免疫抑制剤、分子標的薬などの投薬で治療します。

こんな症状がある愛猫は、
アトピー性皮膚炎の可能性があります

  • 首や顔周りを掻く
  • 体や腹部を舐める
  • 毛が抜ける

皮膚糸状菌症

真菌(Microsporum canis)の感染により顔周りや耳、肢端に脱毛が見られる病気です。
子猫の時期に発症しやすい病気です。
人にも感染することがあり注意が必要です。
抗真菌薬の内服薬では投薬した猫の数%で食欲不振や肝障害が起こるリスクがあるため注意が必要です。
薬用のシャンプーによる洗浄や抗真菌薬の投与のほかに、生活環境(家の中)の除菌(掃除機→洗濯→塩素消毒)や、同居猫がいる場合は隔離することも重要です。

こんな症状がある愛猫は、
皮膚糸状菌症の可能性があります

  • 毛が抜ける
  • 痒み(痒がらない場合もある)
  • ご家族にも皮膚症状がある

Case Study症例紹介

症例

アトピー性皮膚炎

犬種:柴犬

初診時の症状

皮膚の赤み、痒み

診断・治療

診断:アトピー性皮膚炎 甲状腺機能低下症
治療:甲状腺ホルモン薬の内服、ステロイド剤の内服(3日に1回)

解説

皮膚症状がよくならずセカンドオピニオンでいらっしゃいました。当院へいらっしゃる前は薬に頼らず飼い主様がスキンケアをかなり頑張っておられましたが皮膚の状態は良くなりませんでした。アトピー性皮膚炎に加え、血液検査においてホルモン疾患が併発していることが分かりました。当院にて適切な治療をすることにより皮膚の痒みが無くなり毛が生え始めました。わんちゃんも痒みから解放され、飼い主様も毎日のスキンケアの苦労と金銭的な負担を軽減することが出来ました。

症例

マラセチア性皮膚炎

犬種:トイプードル

症状

皮膚のべたつき、痒み、苔癬化(皮膚が厚くなり皺や溝ができる様子)

診断・治療

診断:マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、甲状腺機能低下症
治療:薬浴治療、分子標的薬の内服、甲状腺ホルモン薬の内服

解説

歯周病治療のセカンドオピニオンでご来院されました。歯周病の治療後、皮膚の治療も開始しました。血液検査、皮膚科検査によってマラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、甲状腺機能低下症が混在していることが分かりました。皮膚の痒みとホルモン疾患はお薬で治療しつつ、スキンケアの為当院にて薬浴治療を行いました。皮膚のマラセチアが減少し黒く肥厚してた皮膚がやわらかくピンク色に戻り、痒みからも解放されました。

症例

膿皮症

犬種:シーズー

初診時の症状

皮膚の痒み、脱毛、フケ

診断・治療

消毒液による清拭、薬用シャンプーによる洗浄、抗生剤の内服

解説

他院にて膿皮症の治療中でしたが、なかなかよくならない為セカンドオピニオンでご来院されました。
当院にて皮膚科検査を行い膿皮症と診断し、消毒液による清拭と薬用シャンプーでの治療を行いました。改善が乏しかったため、薬剤感受性試験を行ったところ薬剤耐性菌の感染が認められました。その後適切な抗生剤の投与により皮膚症状がきれいに治りました。

症例

脂腺炎

犬種:フレンチブルドック

症状

皮膚の赤み・痒み、脱毛、化膿

診断・治療

免疫抑制剤の内服、消毒液による清拭、薬用シャンプーによる洗浄、ステロイド外用剤(スプレー)

解説

他院にてマラセチア性皮膚炎と診断し、治療で一旦治癒するもぶり返してしまった為、セカンドオピニオンで当院へいらっしゃいました。
当院にて皮膚科検査を行い脂腺炎と判断しました。適切な治療により皮膚の赤みは消え、毛も生え始めました。治療をやめてしまうと再発してしまうので、お薬を減量するために何が出来るか飼い主様と相談しながら治療中です。

Flow治療の流れ

受付・問診

初診の方はカルテを作成します。
事前問診を済ませておくとスムーズです。
皮膚科の問診票をお渡しいたしますのでご記入お願いします。
問診は正確な診断をするためにとても重要となります。
普段食べているフードやおやつ、使用している薬やシャンプーなど詳しくご記入お願いします。

来院前WEB問診票

身体検査

ご記入いただいた問診票をもとに皮膚の症状を確認します。
皮膚以外にも問題がないか身体検査を行います。
飼い主様が一番困っていること、皮膚症状、身体検査の所見から考えられる病気を絞り、お伝えします。
検査が必要な場合は、必要な検査をご提案します。

検査

診断に検査が必要な場合は検査を行います。
各種皮膚の検査に加え、ホルモン疾患などの関与が疑われる場合は血液検査等も行います。
必要な検査をご提案し、飼い主様の同意の上、検査を行います。

検査結果の説明・治療方針のご相談

検査結果をもとに治療方針をご説明します。
皮膚病はいくつかの疾患が併発して起こる場合が多く、診断・治療には時間や手間がかかることもございます。
お薬、シャンプー、サプリメントなど動物の負担と飼い主様の負担が少なくなる様な治療方針を心掛けてご提案いたします。

お会計・次回の予約

診察が終わりましたら待合室にてお待ちください。
お会計の準備ができましたらお呼びします。
お薬が出る場合はお薬をお渡しします。
お会計を行い、次回の予約をします。

Price診療料金

検査費用
専門初診料 3,300円
専門再診療 1,650円
皮膚科検査 6,600円〜
食物アレルギー検査 44,000円〜
治療費用
軽度(初診時) 9,900円〜
重度(初診時) 23,430円〜

※価格は全て税込表示となっております。

Greeting院長挨拶

院長 岩岡渉の写真
修了証書の写真

岩岡 渉

当院の皮膚科サイトをご覧いただきありがとうございます。
動物の皮膚のトラブルは多く、困ってらっしゃる飼い主様も沢山いらっしゃることと思います。
動物の皮膚疾患は完治が難しく、うまく付き合っていく必要がある病気がほとんどです。
それゆえ動物にとって負担の少ない治療を選択する必要があります。
また一方で動物の負担を気にしすぎるあまり飼い主様の負担が多大になってしまうこともあります。
当院では動物と飼い主様の負担がどちらも大きくならないよう配慮し、飼い主様と相談しながら治療方針を決めてきたいと考えております。
動物の皮膚病でお困りの方は当院へご相談ください。

略歴

  • 日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
  • 横浜市、パラオ共和国、川崎市の動物病院、アニマルシェルターで経験を積む

Attending Veterinarian担当医紹介

担当医 岩岡佳織の写真

岩岡 佳織

経歴

  • 日本大学生物資源科学部獣医学科卒業
  • 川崎市の24時間年中無休の動物病院で経験を積み、パラオ共和国のイルカ施設でイルカの獣医として働く。出産を経て再び動物病院へ復帰。

Q&Aよくある質問

皮膚病の治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
軽度の場合1週間程度、重度の場合は1ヶ月くらいかかることも少なくありません。脱毛症の場合は1年ほどかかる場合もございます。
薬をできるだけ使いたくないのですが、治療は可能ですか?
当院ではお薬のほかにシャンプーを主体とした薬浴治療、サプリメント、漢方薬なども取り扱っております。すべての皮膚病が薬なしで治るわけではありませんが、上記を組み合わせることによりお薬を減らすことができたり、休薬できる場合もございます。
自宅でのシャンプーと病院での薬浴、何が違いますか?
スキンケアはシャンプー、クレンジング、保湿剤の選択、浸漬時間、使い方、使う量が適切でないと十分な効果が出ません。当院ではスキンケアの検定を受講し、スキンケアの正しい知識を習得したスタッフが薬浴治療を担当しています。ご自宅でのシャンプーで思うように良くならない場合は当院へご相談ください。
皮膚病はうつることがありますか?
皮膚病の原因によっては同居動物や飼い主様に移ることもございます。診断の重要な手掛かりとなりますので受診の際は獣医師にお伝えください。また飼い主様の皮膚症状に関しては人間の病院へ受診してください。
かゆみが強いとき、すぐに病院へ行くべきですか?
掻くことによりさらに痒みが増悪したり、他の皮膚病を併発したりすることがありますので早めの受診をお勧めします。
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