【猫の発熱】原因・症状・治療法を獣医師がわかりやすく解説|越谷どうぶつ病院

【猫の発熱】原因・症状・治療法を獣医師がわかりやすく解説|越谷どうぶつ病院

 

目次


猫の発熱(熱)とは?

猫の平熱は38.0〜39.0℃ほどで、人より少し高いのが特徴です。 39.5℃以上になると「発熱(熱がある)」と判断され、 感染症・炎症・ストレス・痛み・重篤な病気などが原因となることがあります。

発熱は体が異常を知らせるサインのため、注意深い観察と適切な治療が必要です。


猫の発熱の主な症状

  • ぐったりして元気がない
  • 食欲低下
  • 呼吸が早い
  • 触ると体が熱い
  • 鼻・耳が熱い
  • 動きたがらない
  • 嘔吐・下痢を伴うことも
  • 震えを伴う場合もある

猫は体調の変化を隠す習性があるため、発熱は見逃されやすい症状です。


猫の発熱の原因

● ウイルス感染

  • 猫風邪(ヘルペス・カリシ)
  • 猫白血病ウイルス(FeLV)
  • 猫免疫不全ウイルス(FIV)
  • 猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIP)※当院のFIP治療についてはこちら↓
  •                 

● 細菌感染

  • 肺炎
  • 膀胱炎
  • 膿瘍
  • 外傷による感染

● 炎症性疾患

  • 腸炎
  • 皮膚炎
  • 膵炎

● 腫瘍

リンパ腫や白血病などの血液疾患で発熱がみられることがあります。

● 中毒

毒物・薬の誤飲により発熱が起こるケースもあります。

● 痛み

外傷・歯痛・内臓疾患により発熱が出ることがあります。

● 免疫異常

免疫介在性疾患により発熱が続くケースがあります。


動物病院に行くべき目安

次の症状がある場合は受診をおすすめします。

  • 39.5℃以上の高熱
  • ぐったりして動かない
  • 食欲がない
  • 呼吸が早い
  • 嘔吐・下痢を伴う
  • 震えている
  • 他の猫との接触歴がある子猫

高熱が24時間以上続く場合は危険なサインです。


猫の発熱の治療法

● 原因に合わせた治療

感染症・炎症・腫瘍など、原因によって治療法が大きく異なります。

● 抗生剤

細菌性の感染が疑われる場合に使用します。

● 抗ウイルス薬

猫風邪ウイルスなどに対応。

● 消炎剤

痛みや炎症の軽減に使用します。

● 点滴治療

脱水の改善・体調回復をサポートします。

● 栄養サポート

食欲不振時には強制給餌や栄養剤を使用します。

● 中医学(漢方・鍼灸)

免疫力の低下や慢性化した発熱に対して、体質改善のために漢方や鍼灸を併用することがあります。


越谷どうぶつ病院での治療の特徴

  • 感染症・炎症性疾患の診断に強い
  • 血液検査・レントゲン・超音波を用いた丁寧な診断
  • 子猫の急性発熱にも早急に対応
  • 体質改善のための統合医療(漢方・鍼灸)にも対応
  • 長期的な再発予防のサポート

越谷どうぶつ病院の症例紹介

▶ 2歳・メス(猫風邪)

39.8℃の発熱で来院。ウイルス性鼻炎と診断し、抗ウイルス薬と消炎剤で改善。

▶ 8歳・オス(膿瘍)

ケンカによる噛み傷が原因で40℃の高熱。 膿を処置し、抗生剤と点滴治療で数日後に改善しました。

▶ 10歳・メス(腫瘍性疾患)

原因不明の持続的な発熱。血液検査・画像検査でリンパ腫疑いとなり、治療開始。


ご自宅でできる対処法

  • 静かな場所で安静にさせる
  • 水分をとりやすい環境を作る
  • 無理に食べさせない
  • 温度を適切に保つ(25℃前後)
  • 体調が悪化しないかよく観察する

人間用の解熱剤を絶対に与えないでください。中毒を起こします。


猫の発熱の予防

  • ワクチン接種
  • 生活環境を清潔に保つ
  • 定期的な健康診断
  • 猫同士の感染対策
  • ストレス管理

よくある質問

Q. 猫の熱はどうやって測る?

A. 正確な体温は直腸温ですが、家庭では耳温計でもある程度の目安がわかります。

Q. 熱が1日で下がれば様子見でいい?

A. ぐったりしていたり食欲がない場合は受診がおすすめです。

Q. 子猫の発熱は危険?

A. はい。急激に悪化するため即受診が必要です。

Q. 熱があって震えているのですが?

A. 発熱による震えであり、早めの検査が必要です。


まとめ

猫の発熱(熱)は、感染症・炎症・腫瘍・中毒・痛みなどさまざまな原因で起こります。 元気がない、食欲がない、震えるなどの症状がある場合は早めの受診が安心です。

越谷市、レイクタウン、草加市、春日部市、吉川市の方で、猫の発熱でお困りの方は当院へご相談ください。
越谷どうぶつ病院
院長 岩岡