【猫の脱水】原因・症状・治療法を獣医師が詳しく解説|越谷どうぶつ病院
【猫の脱水】原因・症状・治療法を獣医師が詳しく解説|越谷どうぶつ病院
目次
- 猫の脱水とは?
- 猫の脱水の主な症状
- 猫の脱水の原因
- 動物病院に行くべき目安
- 猫の脱水の治療法
- 越谷どうぶつ病院での治療の特徴
- 越谷どうぶつ病院の症例紹介
- ご自宅でできる対処法
- 猫の脱水の予防
- よくある質問
- まとめ
猫の脱水とは?
猫の脱水とは、体内の水分が不足した状態のことです。 水分は体温調節、血液循環、臓器の働きなどに重要な役割を持つため、 脱水は命に関わる危険な症状です。
特に猫は元々あまり水を飲まない動物で、 腎臓病、下痢、嘔吐などがあるとすぐ脱水に陥りやすいため注意が必要です。
猫の脱水の主な症状
- ぐったりして元気がない
- 皮膚をつまんでも戻りが遅い(皮膚テント)
- 食欲低下
- 口の中が乾いている
- 目が落ちくぼむ
- 体温の低下または上昇
- 脈が弱い
- 尿量が少ない
- 嘔吐・下痢に伴う症状
特に「皮膚をつまむテスト」で戻りが遅い場合は中等度以上の脱水が疑われます。
猫の脱水の原因
● 嘔吐・下痢
消化器疾患や誤食、感染などで嘔吐・下痢が続くと急速に脱水します。
● 腎臓病
腎臓の機能低下により体内の水分バランスが崩れ、慢性的な脱水が起こります。
● 糖尿病
尿量が増えることで脱水が進行します。
● 発熱・熱中症
体温上昇で水分消費が増え、脱水を起こしやすくなります。
● 口内炎・歯の痛み
痛みで水が飲めず脱水になるケース。
● 高齢による水分摂取量の低下
● 中毒
植物・薬剤などの誤飲により嘔吐・下痢と脱水を起こすことがあります。
動物病院に行くべき目安
以下の場合は早急な受診をおすすめします。
- ぐったりしている
- 嘔吐や下痢が続く
- 水を全く飲まない
- 皮膚テントの戻りが悪い
- 尿量が少ない・全く出ない
- 熱中症が疑われる
- 高齢猫の症状が急激に悪化した
脱水は放置すると腎不全・ショックで命の危険があります。
猫の脱水の治療法
● 点滴治療(最重要)
脱水の治療の中心は点滴による水分・電解質の補正です。 症状によって静脈点滴・皮下点滴などを使い分けます。
● 原因疾患の治療
- 腎臓病 → 点滴・内服・食事療法
- 感染症 → 抗生剤・対症療法
- 糖尿病 → インスリン治療
- 消化器疾患 → 嘔吐・下痢止め
● 栄養サポート
食欲不振がある場合は強制給餌や栄養剤を使用。
● 中医学(漢方・鍼灸)
慢性的な脱水を繰り返す猫では、体質改善を目的に漢方や鍼灸を併用することもあります。
越谷どうぶつ病院での治療の特徴
- 脱水症状の緊急対応が可能
- 腎臓病・消化器疾患・糖尿病など脱水の原因疾患の診療に強い
- 血液検査・超音波検査で原因を丁寧に特定
- 皮下点滴・静脈点滴の適切な使い分け
- 漢方・鍼灸を組み合わせた体質改善治療にも対応
越谷どうぶつ病院の症例紹介
▶ 14歳・オス(慢性腎臓病)
脱水と食欲低下で来院。皮下点滴と内服調整で回復。 自宅点滴の指導も行い、安定した生活を継続中。
▶ 5歳・メス(胃腸炎)
嘔吐が続き脱水に。点滴治療と内服で数日で改善。
ご自宅でできる対処法
- いつでも飲める新鮮な水を用意する
- 自動給水器(ウォーターファウンテン)の利用
- ウェットフードの活用
- スープ・水分多めのおやつを取り入れる
- 部屋の温度管理(25℃前後)
- 多頭飼育なら水飲み場を複数つくる
※スポーツドリンクや人間用の水分補給液は与えないでください。
猫の脱水の予防
- 慢性疾患(腎臓病・糖尿病)の早期発見
- 定期健康診断
- 室内の温度と湿度の管理
- 水の飲みやすい環境作り
- 下痢・嘔吐が続いたら放置しない
よくある質問
Q. 脱水のチェック方法は?
A. 皮膚をつまんで戻りを見る「皮膚テント」が代表的です。
Q. 水を飲まないのですが危険ですか?
A. 半日以上飲まない場合は脱水の危険が高く受診推奨です。
Q. 自宅で点滴はできますか?
A. 状態によって皮下補液の指導が可能です。
Q. 熱中症と脱水は違いますか?
A. 熱中症は脱水が関わる重症状態で、緊急対応が必要です。
まとめ
猫の脱水は、嘔吐・下痢・腎臓病・熱中症・糖尿病など さまざまな原因で起こり、放置すると命の危険があります。 早期の治療と日頃の水分管理がとても重要です。
越谷市、レイクタウン、草加市、春日部市、吉川市の方で、猫の脱水が心配な方は当院へご相談ください。
越谷どうぶつ病院
院長 岩岡






