【犬の熱(発熱)】原因・危険なサイン・治療法を獣医師が徹底解説|越谷どうぶつ病院

【犬の熱(発熱)】原因・危険なサイン・治療法を獣医師が徹底解説|越谷どうぶつ病院

 

目次


犬の熱(発熱)とは?

犬の平熱は38.0〜39.0℃と、人よりやや高いのが正常です。 体温が39.5℃以上になると「発熱」と判断され、体のどこかで炎症や感染が起きている可能性があります。

発熱は体の防御反応ですが、原因が重い病気のことも多く、 ぐったりしている・食欲がない・震えるなどの症状がある場合は要注意です。


主な症状

  • 体が熱い(耳・肉球・脇の下)
  • 元気がない
  • 食欲が落ちる
  • 水を飲まない
  • 震える・ふらつく
  • 呼吸が荒い
  • 下痢・嘔吐
  • ぐったりする

特に「震え+発熱」は痛みや全身疾患が疑われます。


犬が熱を出す原因

● ① 感染症(細菌・ウイルス)

もっとも代表的な原因です。 膀胱炎・子宮蓄膿症・肺炎・腸炎などで発熱が見られます。

● ② 子宮蓄膿症(メス/緊急疾患)

避妊していないメス犬は特に注意が必要。 発熱・飲水増加・嘔吐・陰部からの分泌物が特徴です。命に関わります。

子宮蓄膿症についてはこちらhttps://koshigayavet.jp/wp/blog/2234/

犬の子宮蓄膿症について【越谷どうぶつ病院】

● ③ 熱中症(緊急)

夏だけでなく春・秋や室内でも危険。 よだれ、パンティング、ぐったり、体温40℃以上など。

● ④ 炎症性疾患

  • 膵炎
  • 関節炎
  • 外傷

● ⑤ 腫瘍による発熱

腫瘍(癌)に伴う慢性炎症で発熱が続くことがあります。

● ⑥ 免疫介在性疾患

免疫の異常で起こる発熱。検査が必要です。

● ⑦ 外傷・痛み

噛まれた傷、怪我から発熱することがあります。


動物病院に行くべき目安

  • 熱が39.5℃以上
  • ぐったりして動かない
  • 震えやふらつきがある
  • 嘔吐・下痢が続く
  • 食欲がない
  • 呼吸が早い・苦しそう
  • 水を飲まない

39.5℃以上の発熱は自宅で様子を見るべきではありません。

特に未避妊のメスに発熱がある場合、 子宮蓄膿症の可能性があるため緊急受診が推奨されます。


治療法

● ① 原因診断(検査)

  • 血液検査
  • エコー検査
  • レントゲン
  • 尿検査

● ② 脱水改善のための点滴

発熱により水分を消耗し脱水しやすくなります。

● ③ 抗生剤(感染症の場合)

● ④ 消炎鎮痛薬

痛みや炎症を抑えます。

● ⑤ 子宮蓄膿症の手術

命に関わるため早期手術が必要です。

● ⑥ 熱中症治療

冷却・点滴・酸素療法を行います。

● ⑦ 中医学(漢方・鍼灸)

免疫の乱れが原因の発熱や、慢性疾患に伴う発熱では 体質改善として漢方が効果を示すケースがあります。


越谷どうぶつ病院での治療の特徴

  • 迅速な血液検査で原因をスピード診断
  • エコー・レントゲンで炎症部位を詳細に確認
  • 感染症・子宮蓄膿症などの緊急疾患にも対応
  • 点滴・酸素などの即時治療が可能
  • 漢方を併用した体質改善治療にも対応

越谷どうぶつ病院の症例紹介

▶ 7歳・柴犬(高熱・震え)

膵炎が原因。点滴と内服で数日で改善。

▶ 3歳・ミニチュアダックス(発熱+食欲不振)

膀胱炎による発熱。抗生剤で速やかに改善。

▶ 10歳・ポメラニアン(未避妊メス/高熱)

子宮蓄膿症。手術により回復。


ご自宅でできる対処法

  • 安静にさせる
  • 冷却(脇の下・内股・首を冷やす)
  • 新鮮な水をいつでも飲めるようにする
  • 部屋を涼しく保つ
  • 体温をこまめに測る(ペット用体温計)

※人用の解熱剤は絶対にNG(中毒を起こします)。


予防

  • 定期検診で早期発見
  • ワクチン接種
  • 室温管理(熱中症対策)
  • 口腔ケアや皮膚ケア
  • 避妊手術(子宮蓄膿症の予防)

よくある質問

Q. 犬の熱はどこで分かる?

A. 肉球・耳・脇が熱い、ぐったりするなどで判断できますが、体温計で測るのが最も確実です。

Q. 39.5℃は危険?

A. 元気や食欲が落ちている場合、発熱の可能性があります。早めに受診をおすすめします。

Q. 自宅で冷やして様子見はOK?

A. ぐったりしている場合はすぐに病院へ。


まとめ

犬の発熱は、感染症、子宮蓄膿症、熱中症、炎症性疾患など 原因が多岐にわたるため、早期診断がとても重要です。

特にぐったり・震え・食欲不振・40℃前後の高熱は緊急性が高い症状です。 早めの受診により、重症化を防ぎ安全に治療を進めることができます。

越谷市、レイクタウン、草加市、春日部市、吉川市の方で、犬の発熱・体調不良の治療をお考えの方は当院へご相談ください。
越谷どうぶつ病院
院長 岩岡