【犬の緑内障】失明のリスクが高い怖い病気。早期発見・治療が命運を分けます|越谷どうぶつ病院

【犬の緑内障】失明のリスクが高い怖い病気。早期発見・治療が命運を分けます|越谷どうぶつ病院

 

目次


犬の緑内障とは?

緑内障とは、眼圧(眼の中の圧力)が異常に高くなることで視神経が障害され、視力が失われていく病気です。 進行がとても早く、数時間〜数日のうちに視力を失うこともあり、 犬の眼科疾患の中でも緊急性の高い病気として知られています。

特に以下の犬種に多く発生します:

  • シーズー
  • チワワ
  • 柴犬
  • コッカー・スパニエル
  • ボストン・テリア

遺伝的要因の強い犬種も多く、注意が必要です。


主な症状

犬の緑内障では次のような症状が見られます:

  • 目が赤い(充血)
  • 黒目が白く濁る
  • 瞳孔が開いたままになる(光に反応しない)
  • 痛みで目をしょぼしょぼする
  • 壁や物にぶつかる
  • 涙が増える
  • 食欲が落ちる(痛みのため)
  • 頭を触られるのを嫌がる

「目が赤い」「目が白い」「しょぼしょぼする」は緑内障のサインの可能性があります。


原因

● ① 原発性緑内障(遺伝的要素)

遺伝的に眼圧が上昇しやすい体質を持つ犬に起こります。

● ② 続発性緑内障

他の眼の病気が引き金となり眼圧が上がります。

  • 白内障
  • ぶどう膜炎
  • 網膜剥離
  • 眼球内の腫瘍

● ③ 眼圧バランスの崩れ

房水(眼の中の液体)の流れが滞ると眼圧が上がります。


動物病院に行くべき目安

以下の症状が見られたら、当日中に受診を推奨します:

  • 目の赤みが急に強くなった
  • 黒目が白く濁っている
  • 瞳孔が大きく開きっぱなし
  • 光に反応しない
  • 痛がって目を開けない
  • 物にぶつかる

緑内障は1日遅れるだけで視力が戻らなくなる危険があります。


治療法

● ① 内科治療(眼圧を下げる)

点眼薬・内服薬により眼圧をコントロールします。

  • 眼圧下降点眼薬
  • 房水産生抑制薬
  • 抗炎症薬

● ② レーザー治療

眼内で房水をつくる組織にレーザーを当て、眼圧を下げる治療。

● ③ 外科手術

内科で眼圧が下がらない場合に適応。視力維持のための手術、または疼痛軽減目的の手術があります。

● ④ 緊急処置

急性期は強い痛みを伴うため、すぐに眼圧を下げる処置を行います。


越谷どうぶつ病院での治療の特徴

  • 眼圧測定を含む総合眼科検査が可能
  • 赤み・痛みが強い場合は即日緊急対応
  • 白内障やぶどう膜炎などの関連疾患の評価も実施
  • 統合医療(漢方・鍼灸)による体質改善の併用も可能

越谷どうぶつ病院の症例紹介

▶ 10歳・シーズー(急性緑内障)

目の痛み・濁りで来院。眼圧が非常に高く、即日治療を開始し視力を維持できたケース。

▶ 8歳・チワワ(慢性緑内障)

数ヶ月の赤みを放置したことで進行。痛みの緩和を中心とした治療を実施。

▶ 6歳・柴犬(続発性緑内障)

ぶどう膜炎が原因。炎症治療+眼圧コントロールで改善。


ご自宅でできる対処法

  • 目の赤み・濁りのチェックを習慣にする
  • 点眼薬は獣医師の指示どおりに継続
  • 光に対する反応を日常的に確認
  • 悪化を防ぐため目をこすらせない
  • 痛みがある場合は早急に受診

自己判断の市販点眼薬は絶対に使用しないでください。


予防

  • 遺伝的にリスクの高い犬種は定期検査
  • 白内障やぶどう膜炎の早期治療
  • 目の異変に気づいたら即受診
  • 眼圧測定を半年〜1年に一度行うと安心

よくある質問

Q. 視力は元に戻りますか?

A. 早期なら回復可能なケースもありますが、進行すると回復は困難です。

Q. 緑内障は遺伝しますか?

A. 原発性の場合は遺伝性が強いとされています。

Q. 手術は必要?

A. 内科治療で眼圧が下がらない場合に検討します。

Q. シニア犬でも治療できますか?

A. はい。内科・外科ともに高齢犬でも適応があります。


まとめ

犬の緑内障は放置すると失明につながる非常に危険な病気です。 急に目が赤くなる、濁る、痛がるなどの症状が出たら、 数時間以内に眼圧が上昇している可能性もあります。

早期発見・早期治療により、視力を守れる可能性が大きく高まります。 気になる症状があれば、できるだけ早めにご相談ください。

越谷市、レイクタウン、草加市、春日部市、吉川市の方で、犬の緑内障の検査・治療をお考えの方は当院へご相談ください。
越谷どうぶつ病院
院長 岩岡