気温が高く過ごしやすい日が続きます。

お散歩に出ると虫の姿も多く見かけるようになってきました。

 

虫たちにとっても過ごしやすい季節です。

今年も予防シーズンの到来です！

 

【予防期間】※当院の予防推奨期間

ノミ・ダミの予防：3月から12月まで

フィラリアの予防：5月から12月まで

（1、2月の真冬の寒い時季でもノミのついている猫ちゃんを見かけます。通年で予防していただいてももちろんOKデス!)

 

• ノミ・ダニ（３月から１２月まで）

草むらに潜み犬や猫に寄生するのタイミングを伺っています。

お外に出るこはもちろん、お外に出ないこでも網戸越しにノミがついてしまうことも…

ノミやダニは犬・猫だけでなく、我々人間も吸血します。

犬・猫にノミ・ダニが多く寄生している場合貧血はもちろん、人間もうつる病気（ノミは猫ひっかき病やペスト、ダニは重症熱性血小板減少症等）を媒介する為、予防が大切です。

↓ノミ　　　　　　　↓マダニ

　

 

• フィラリア（犬糸状虫症）（５月から１２月まで）

蚊が媒介して犬や猫の心臓や肺動脈に寄生します。

主な症状は咳から始まり、体重減少、元気消失、食欲不振、重度になると呼吸困難、腹水、浮腫、血尿が引き起こされ命に関わります。

犬の病気と思われがちですが、猫にも寄生します。

症状が犬ほど顕著でないため、突然死の原因の一つともいわれています。

フェレットさんも飲み薬で予防を！

↓蚊

 

怖い病気ですが、ノミ・ダニ、フィラリアどちらも予防することができます。

毎月１回の予防でわんちゃん猫ちゃんの健康はもちろん自分たち人間の健康も守ることが出来ます。

皆さん予防をしっかり行いましょう！

 

他には…？

• 狂犬病ワクチン（犬）

一年に一回接種をします。

狂犬病ウイルスに感染した犬にかまれることで引き起こされる病気です。

動物、人ともに発症すると致死率１００%と言われています。

現在日本では１９５６年を最後に発生していませんが海外ではほとんどの国で発生しており感染のリスクがあります。いつ国内に入ってきてもおかしくありません。

狂犬病ワクチンは犬を飼う人の義務ですので接種をしましょう。

持病などで打てない子には猶予証明書もお出しすることが出来ますのでご相談ください。

 

• 混合ワクチン（犬・猫）

子犬・子猫：１か月おきに２～３回接種

（一回目を打った月齢やワクチンの種類によって変わります。）

成犬・成猫：１年に一回接種

犬同士・猫同士でうつる感染症を予防するワクチンです。

当院では犬：５種、６種、８種　猫：３種の在庫がございます。

その他のワクチンをご希望の場合はご相談ください。

当院ではワクチンの抗体価検査も行っております。

 

最後に！

狂犬病・混合ワクチンを打つにあたり個人的にオススメの時間帯があります！

”午前中の早い時間”です。

午後の遅い時間に打つと万が一、副作用が出てしまった時に病院が閉まってしまっている…なんて事も。

副作用が出てしまう可能性も考えて早い時間に打つと安心です。

 

また３月後半頃から予防シーズンが始まり、例年予約が取りにくくなります。

予防で来院をお考えの方は今の予約が取りやすい時期がおすすめです！

定期的な健康診断と予防をして毎日を健康に過ごしましょう！

 

動物看護師　田中