夏のペット薬膳!
-中医学、薬膳のおはなし 番外編①-
お久しぶりです。
1月の気の話に続き血、津液の話をすべきなのですが、脱線。
季節感ある話にします
ゴーヤ、オクラ、レタス、きゅうり、トマト🍅
夏野菜育てていますか?
私はトマトを育て始めてこないだ初めて収穫いたしました!💕
毎日眺めてわき芽をとったり初めての家庭菜園にすっかり魅力されています。最近毎日収穫しています!
実は上記のような夏の野菜は中医学の五味の中で苦です。
ん?
なんだそれ?
と思われた方。とりあえず下記を読んでみてください。
五行(中医学の考え方で物事を5つに分ける考え方で詳しくはまた別の機会に)
では苦は火行。
火行 |
|
臓器 |
心、小腸 |
味 |
苦 |
色 |
赤 |
夏 |
5-7月 |
邪 |
暑、火 |
などが所属します。
暑邪(高温多湿)、火邪(極端な気温の上昇)が入りやすい季節となってきました。
もちろん正気>邪気である健康な人、動物の場合は体力、免疫力あり適応能力がありますので病気にはなりません。
夏に美味しい夏野菜には苦味がたっぷり。苦味は心を栄養し心気を高めます。
ちなみに、※トマトときゅうりは苦の所属ではありませんが、水分が多く、利水作用があ流ので体内の熱を下げる効果があります。
暑い🥵夏にぴったりなんですね。
ただし食べすぎると身体を冷やして皮膚がカサカサになり体毛がら抜けやすくなります。
食べ過ぎには注意しましょう!
☆わんちゃんにおすすめ夏の薬膳レシピ☆
トマト、オクラ、クコの実スープはいかがかでしょうか?
トマトのリコピンには抗酸化作用が有ります。熱にも強いのスープにして水分補給としてもよいでしょう。茎、葉、ヘタには犬には毒性がありますのでご注意ください。
オクラには疲労回復、消化不良改善などの効果があり、ネバネバペクチンには血糖値上昇の抑制や整腸作用があります。
滋陰薬であるクコの実は乾燥した状態でスーパーなどでも手に入ります。滋養強壮、疲労回復にもおすすめです。
わんちゃんには味付けは不要なので素材の味を楽しみましょう!
ドライフードにかけたり、そのまま飲ませてください。
粉寒天を加えて固めてひんやりおやつにしてもよいですね。
次回は脱線から戻ります。。。いつになるやら笑
獣医師
中獣医鍼灸師
ペット薬膳管理士
岩岡 佳織