症例紹介
【犬の便秘】原因・症状・治療法を獣医師が徹底解説|越谷どうぶつ病院
【犬の便秘】原因・症状・治療法を獣医師が徹底解説|越谷どうぶつ病院
目次
犬の便秘とは?
犬の便秘とは、便が硬くなる・排便回数が減る・排便が困難になる状態をいいます。 数日排便がない、排便姿勢をしても出ないなどの症状が続くと、体内に便が溜まり巨大結腸症や腸閉塞など重篤な問題に進行することがあります。
便秘は軽症に見えても、背景に内臓疾患・水分不足・痛み・骨盤の問題など重大な原因が隠れていることがあるため、注意が必要です。
犬の便秘の主な症状
便が出ない・便が硬い
排便時に力むが出ない
少量ずつコロコロ便が出る
お腹が張る
排便時に痛がる・鳴く
食欲不振
元気がない
吐く(重度)
便秘が慢性化すると腸の動きが悪くなり、より便秘が悪化する悪循環になります。
犬の便秘の原因
● 食事・水分によるもの(最も多い)
食物繊維不足
水分摂取量の不足
硬いフードのみ
● 運動不足
散歩量が少ないと腸の動きが悪くなります。
● 老化(シニア期)
腸の動きが弱くなり便秘になりやすくなります。
● 痛みが原因
腰痛
股関節の痛み
肛門周囲の炎症
● 病気による便秘
巨大結腸症
腫瘍
膀胱疾患
前立腺肥大(オス)
甲状腺機能低下症
● 骨盤狭窄(外傷後)
交通事故や骨折が原因で便が通りにくくなることがあります。
● 異物摂取(腸閉塞の危険)
おもちゃ・布・骨などを飲み込むと便秘のような症状が出ます。
動物病院に行くべき目安
以下のような状態が続いている場合は受診を推奨します。
2日以上便が出ない
排便の際に痛がる
お腹がパンパンに張っている
吐く・食欲がない
血便が出る
排便時に叫ぶ・苦しがる
嘔吐+便秘は緊急性が高く、早急な診察が必要です。
犬の便秘の治療法
● 軽度の場合
食事内容の調整(食物繊維アップ)
水分摂取量の増加
軽い運動
● 中等度の場合
緩下剤(便を柔らかくする薬)
浣腸(動物病院でのみ安全に実施)
腸の動きを助ける薬
● 重度の場合
点滴治療で水分補給
入院して便を排出
巨大結腸症の場合は継続治療
● 原因治療
前立腺肥大の治療
腫瘍の治療
異物の除去
● 鍼灸・整体(統合医療)
腸の動きを整え、便秘が改善する子も多く見られます。
越谷どうぶつ病院での治療の特徴
レントゲンにより便の硬さ・腸の状態を正確に評価
原因疾患(腫瘍・前立腺・骨盤狭窄)の精密検査が可能
安全な浣腸・便排出処置に対応
鍼灸治療による腸機能サポートも提供
食事指導や在宅ケアまでトータルサポート
越谷どうぶつ病院の症例紹介
10歳・柴犬(慢性便秘)
週に数回の便秘を繰り返す。食事改善と腸の動きを整える薬で改善。
5歳・トイプードル(異物誤食)
便秘症状で来院したがレントゲンで異物が見つかり手術で摘出。現在は元気。
12歳・ダックス(巨大結腸症)
慢性的な便秘で来院。継続的な内服と鍼灸治療を併用して安定維持中。
ご自宅でできる対処法
ウェットフードで水分量を増やす
ヤギミルクなどで飲水量アップ
散歩時間を増やす
野菜・食物繊維を適量加える
トイレ環境を清潔に保つ
ストレスを減らす
※人間用の浣腸薬・便秘薬を使うのは非常に危険です。
犬の便秘の予防
毎日の適度な運動
十分な水分摂取
バランスの良い食事
誤食防止
シニア期は定期健診
よくある質問
Q. 便秘が2日続いたら受診すべき?
A. はい。特に元気がない・吐く場合は早急に受診してください。
Q. オリーブオイルを飲ませてもいい?
A. おすすめしません。脂肪は膵炎のリスクがあり危険です。
Q. 散歩に行けば治りますか?
A. 軽度なら改善しますが、続く場合は病院での評価が必要です。
Q. 浣腸を家でしてもいい?
A. 絶対にNG。腸を傷つける危険があります。
まとめ
犬の便秘は軽く見られがちですが、重大な病気のサインである場合もあります。 2日以上便が出ない、元気がない、吐くなどの症状があれば早期受診が安心です。 食事・水分・運動といった生活習慣の改善が大切ですが、重度の便秘では専門的な治療が必要となります。
越谷市、レイクタウン、草加市、春日部市、吉川市の方で、犬の便秘治療をお考えの方は当院へご相談ください。
越谷どうぶつ病院
院長 岩岡

